リビア人の生活って聞いたことある?マルタで出会った友達は衝撃の人生だったよ。

こんにちはじょりです。
突然ですがリビアって国はご存知でしょうか。
私は恥ずかしながらマルタでリビア人に出会うまで全然知らなかったです。
というかアフリカの国に対しての知識が皆無でした。
ちょうどその頃(2012年頃)はカダフィーが殺害されたニュースが放送されていたのでリビアの響はなんか知ってる。くらいの認識でした。
リビアは、北アフリカに位置する共和制国家。東にエジプト、南東にスーダン、南にチャドとニジェール、西にアルジェリア、北西にチュニジアと国境を接し、北は地中海に面し、海を隔てて旧宗主国のイタリアが存在する。首都はトリポリである。
引用:Wikipedia
リビアはマルタからすごい近いから留学生が多かったです。
クラスメイトが語る国での出来事
マルタで語学留学をしていた時に、『授業で自分の国のイベントを紹介する』という企画がありました。
それぞれの国のクラスメイトは幸せそうな話をしていたし、私もひな祭りについて紹介しました。
次にリビア人の友人に順番がまわり、彼はこういいました。
「3月のある日は風船を空に上げる日だ。」
私含め、クラスメイトは可愛らしいイベントだと思って気軽に聞いていました。
「風船は何のためにあげるの?」
と先生が尋ねたら
「僕の妻に向けて上げるよ。妻は家が爆発した時に亡くなってしまったから、空に向かって風船を飛ばすんだ」
当たり前のように自分の壮絶な過去を語る友人。
クラスの全員言葉を失いました。
同じ人間なのに育った環境が違いすぎる
家が爆発したことありますか?
日本に住んでる限りそれは無いですよね。
奥さんが爆弾で亡くなったことありますか?
無いですよね・・・
その授業の前日、そのクラスメイトとは一緒にホームパーティで普通に飲んで食べて笑ってました。
歳も対して変わらない一人の人間がこんな壮絶な過去を持ってたと思うと、悲しみ、哀れみ、焦燥感、色々な感情がせめぎあいました。
「私って何も知らないんだな・・・・」
「遠い遠い国の全然知らない人たちの話だと思ってた」
っていうのが私の感想でした。
世の中の出来事にアンテナ張れてる?
私の答えはNOでした。
平和な日本で生まれ育った人の大半は自分の目に平和なフィルターをかけてしまっているように感じます。
つい辛いことから目を背けるようになってしまっていました。
だって素敵なものとか綺麗なものだけみてた方が気持ちがいいじゃん!!
でもそうじゃないんですね。
世界で起きている辛いできごとを知るべきだと思いました。
知っていると知らないではものの感じ方が大きく違うと思うんです。
辛いことが世界中で起きているのは事実。
当たり前にある幸せは当たり前じゃないんです。
だから私は家族、友達、仕事・・・今目の前にある幸せを大切にしていきたい。
あ、ちなみに3月に風船を上げるリビアのイベントがあるのか調べてみたんですけど見つかりませんでした。
多分彼の個人的なイベントだったのかもしれません。
それをみんなの前で発表できる彼の自己開示力はすごいなーって思いませんか?
人にどう思われるかより自分のことを知ってもらうことを優先したんですね。
人の反応を伺わずに話をする人は心に響きます。
私もその友人のように堂々と自分の大事な話をできるようになりたいです。
何もできないけど、この世の辛い出来事が少しでも減っていけばいいな。と思うじょりでした。