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亡くなった父に400万の借金が発覚して相続放棄を無事完了させた体験談でも語ろうか。

じょり
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こんにちは!最近バタついていたじょりです!
バタついていた原因は、父が亡くなったことでした。

身内が亡くなるってとても悲しくて辛いのですが、それよりも正直「大変」だと思うことばかりでした。

  • 葬儀の準備
  • 各種手続き(死亡届とか保険とか)
  • お墓の準備

などなど、本当にやることが多くて目が回る日々でした。

そんなバタついていた時に亡くなった父の借金が発覚したのです。

 

それも、400万円近く…/(^o^)\オワタ

 

亡くなるまでの長期の入院費用や葬儀代ですでに家計は火の車状態。

なので、見つけた時は残された家族全員で絶望しました。

払いきれないと判断した我が家は「相続放棄」という手段を取ることにしました。

つい最近、相続放棄が完了したのでその流れを残しておくことにしました。

この記事が、私のように

[say name=”困った方” img=”https://jyorinko.com/wp-content/uploads/2017/06/animal_neko.png” from=”right”]
遺族に借金が発覚して困ってる!!!![/say]

という方にとって参考になれば幸いです。

私は無事に相続放棄できたので、諦めずに取り組んでみてくださいね。

父の借金発覚から相続放棄を決定するまでの流れ

墓参りをする母と姉の後ろ姿

父が亡くなったから、色々な保険の解約や、各種入会している月額サービスの解約をしようとしました。

まず把握するためには銀行口座のお金の動きをみるのが早いと思い、通帳の記帳をしたんです。

そうしたら毎月4万円のカードローン返済履歴がありました。

[say name=”じょり” img=”https://jyorinko.com/wp-content/uploads/2017/07/IMG_5871.jpg” from=”right”]
毎月4万円返済って…もしや、結構な額の借金がある感じ…? [/say]

ヒヤリとしました。

 

それから1週間経たないうちに消費者金融の○コムから父の携帯に着信が来るように。

その時の核心しました。

父には多額の借金がある

ということを。

ショックでしたが、現状をウダウダ言ってもしょうがないので、何か対策を調べていたところ「相続放棄」という選択肢を知ることができたんです。

家族の満場一致で私たちは相続放棄の手続きをすることにしました。

相続放棄とはプラスの資産もマイナスの資産も放棄するもの。

本来なら人が亡くなった時は、遺族に資産が引き継がれる「相続」をするものですが、相続放棄はその逆です。

相続放棄とは今回のようなマイナスの資産(借金)を引き継ぐことを放棄することができますが、プラスの資産(家や貯蓄)を引き継ぐことも放棄するものです。

※資産がありすぎで相続税が払えない、親族の仲が悪くなることを懸念して相続放棄をする方もいるようです。

しかも発覚後3ヶ月以内に放棄の手続きをする必要があるのだとか。

要するに

[say name=”じょり” img=”https://jyorinko.com/wp-content/uploads/2017/07/IMG_5871.jpg” from=”right”]
借金は引き継がないけど、家とか貯金はしっかり引き継ぐねー
[/say]

みたいなことはできない仕組みです。

引き継ぐなら引き継ぐ、引き継がないなら一切引き継がない。という感じ。

[box class=”box26″ title=”相続放棄のポイント”]
メリット→マイナスの資産を引き継ぐ必要がなくなる。
デメリット→家などの資産を引き継ぐことができなくなる。[/box]

相続放棄についての詳細な説明は長くなるのでまた別途記事を作成しますね!

相続放棄をすると決めてから取った行動と準備について

相続放棄を自分で完結させるのはとても難しいです。

相続義務がある人すべてに説明して、同意を得て、必要な書類を完璧にした状態で家庭裁判所に持っていかなければなりません。

時間も労力もとてもかかるし、公式の書類って本当に分かりにくくて読むだけで疲れるんですよね。。

期限が短かったのと、自分ではできる気がしなかったのでプロに依頼することにしました!

依頼を決めた私がとった行動は

  1. 借金の情報を開示する
  2. 依頼する専門家を決める

ということ。たったこれだけでした。

やり方について詳しくご説明していきますね。

1:借金の情報を開示する

借金があることが分かっても一体どれだけの借金があるのかが分かっていませんでした。
借金の額によっては相続放棄の難易度も上がるらしく、まずはどれだけ借金を抱えているのかを把握しておく必要があったんです。

遺族の借金を把握する方法は「信用情報機関に問い合わせをする」ことです。

[say name=”じょり” img=”https://jyorinko.com/wp-content/uploads/2017/07/IMG_5871.jpg” from=”right”]

信用情報機関ってナニソレ[/say]

って思いましたが、信用情報機関っていうのは借金の返済履歴やお金を借り入れ先の情報などが分かるサービスです。

信用情報機関は3つあって

[box class=”box29″ title=”信用情報期間の種類”]
JICC → 消費者金融系の情報開示
CIC → クレジットカード系の情報開示
KSC → 銀行系の情報開示[/box]

というものすべてに信用情報の開示を依頼しました。

故人がどんな場所から借金しているかは、この信用機関に調査依頼をかけるしかないようです。

ただ、信用情報だから取扱が厳しく、戸籍謄本とか定額小為替証書を用意したりとか結構めんどくさかったです…!(しかも地味に出費が痛いという。)

手間はかかりますが400万円の借金を背負わないために頑張ろう!と言い聞かせて頑張りました。

2:依頼する専門家を決める

正直誰に選べば良いのかさっぱり分かりませんでした。

[say name=”じょり” img=”https://jyorinko.com/wp-content/uploads/2017/07/IMG_5871.jpg” from=”right”]
弁護士?司法書士?どっちか確実で安いの?[/say]

「相続 放棄」と検索するといろいろ司法書士の事務所が出てくるので、どれを選んでいいのか分かりませんでした。

母が色んなサイトを調べた結果

[say name=”カーチャン” img=”https://jyorinko.com/wp-content/uploads/2018/10/kaachan.jpg” from=”left”]
安そうだし説明が分かりやすいからここにするわ
[/say]

との決断を。

▼確かに動画があって分かりやすいので母親世代にウケが良さそう感が。

私が実際に依頼した司法書士法人ABCの相続放棄詳細はコチラ

当時は毎日余裕がなかったので、他社と比較とかをせずに早速申し込みました。

プランは不安だったので「すべておまかせプラン」を。

[box class=”box11″]

相続放棄する家族の人数(うちの場合は4人)×68,000=27,2000円(税別)でした。[/box]

安くない金額です…ここでケチったら400万の借金を背負うことになるので、ここは腹をくくって払いました。

相続放棄をする時の司法書士と交わすやりとりの流れについて

司法書士っていうと構えてしまいますが、担当の方は優しくて良い人でした。

流れ的にはこんな感じです。

  1. 相続放棄する一人ひとりに担当者からの意思確認の電話
  2. 開示した情報を司法書士の方に提供
  3. 必要な書類を記入し送付

って書いてみると全然少ないですが、手続き中は不安で仕方がなかったです…!

死亡後3ヶ月以内に手続きをしなくてはいけなかったので、急いで書類を送る必要があり焦る日々でした。
(私は書類提出とかが非常に苦手なのですw)

1:相続放棄する一人ひとりに担当者からの意思確認の電話

相続放棄は、相続権利がある人物全員に確認をとる必要があるようなのです。

今回みたいなマイナスな資産ならまだしも、家とかのプラスの資産の相続権利が知らない間に無くなってたら大問題になってしまいますもんね。

相続放棄を開始した時はいつもより電話を気にしておくと手続きがスムーズになると思います!

2:開示した情報を司法書士の方に提供

開示した情報を、相続放棄をしてくれる担当者へFAXで提出しました。
電子で送れる時代になりましたが、まだまだFAXは健在でしたね。

この情報を元に、担当者の方がアドバイスをくれました。

600万円以上の借金があると難易度が上がるとか言ってたような気がします。(うろ覚えでごめんなさい)

デリケートな問題なので打ち明けにくいと思いますが、司法書士の方には包み隠さず現状をありのままに報告してくださいね。打ち明けたほうが解決に近づくと体感的に思いました。

3:必要な書類を記入し送付

実はこれが結構大変でした。

  • 送られてきたヒアリング的な調査する紙を記入&送付
  • 内容確認の電話(1時間くらい)
  • 記入見本付きの相続放棄申請書の記入&送付

あれ…書いてみると簡単ですね。w
でも当事者的には不安な気持ちでいっぱいなので、長く重く大変に感じるんですよ…。

相続放棄の時にやってはいけない注意するポイント3つ!

Photo by @fcbjstiha

相続放棄をすると決めたらやってはいけないことがあります。

  1. 故人の車や家などを自分名義にする
  2. 故人の預金を引き出して生活費にあてる
  3. 故人のクレジットカードを使用する

以上のことをすると、相続放棄をする権利を失う恐れや、不利になってしまう可能性が。

何か手続きを踏もうとする前に、担当の方に一報相談をするようにすることをおすすめします!

担当の方は味方なので、すべて正直に話せば何か対策を一緒に考えてくれますよ。

※故人の預金を引き出して葬儀費用にあてる場合は大丈夫だそうです(一応確認すると良いかと)

これらを経験して無事に相続放棄が完了しました!

/相続放棄を完了させて、本当に良かったと思いました!!\

人の借金を背負うかも、と思うと本当に不安でたまらなかったです。

普段の生活ですら余裕があまりないのに、自分の知らないところで作られた借金を背負うなんて気が重すぎますもん・・・。

司法書士とかに依頼しなくても、いろいろ調べて確実に進めていけば自分でもこの手続きは可能らしいです。

だけど、真面目な公的な文章を読んで記入するのは気力がいるもの。

相続放棄の手続きは、普段仕事で忙しかったり精神的に疲れてしまっている方はプロにお任せすることをおすすめします。

多分自分達だけだったら大変で、疲弊していただろうなと思います。

今回はざっくり大まかな流れを書いたのですが、詳細もちょこちょこ追記していきますね!

この記事が私のように遺族の借金で苦しんでいる、悩んでいる方にとって少しでも希望を与えられれば幸いです!

記事を読んで何か聞きたいことや、分からないことなどがありましたらTwitterからリプをいただければ私の答えられる範囲でお答えします\(^o^)/

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