気づけば趣味に、趣味が仕事に、仕事が生きがいになっていったカメラマン草葉あゆみ

プロフィールをご覧いただきましてありがとうございます!
カメラマンの草葉あゆみです。

photo by @Ste_1C
ごく普通に生きていて、何の特技も無かった私が、今では心から好きなカメラを仕事にしています。
草葉あゆみの簡単な自己紹介と、カメラを好きになったキッカケ、今後の展望について語らせていただきます。
簡単な自己紹介
1991年4月9日千葉県船橋にて誕生。
生まれてすぐに埼玉県に引っ越し、人生のほとんどを埼玉県で過ごしました。
父・母・兄・姉という家族構成で、私は一番手のかかる子供だったようです。
好奇心旺盛で、気になったことは片っ端から手を付けるタイプで、時計やボールペンをいくつ分解したか分かりません。
そんな私が子供時代に抱いていた将来の夢は「お笑い芸人」
人が笑う空間が好きで、どんなことを言えば相手が笑うのか、どんな行動で人は笑顔になるのか、いつも実験していました。
今も人が笑顔になる空間が好きで、私が撮影するのは被写体が笑った写真ばかりです。
お笑い芸人にあこがれていた私が、まさか大人になってカメラマンになるなんて、子供の頃が思ってもみませんでした。
小学生の頃から写真が好きで、旅行先にはいつも「写ルンです」を。
楽しい空間が大好きだった私は、友達と遊ぶことや旅行をすることが大好きでした。
私は旅先に出ても、ホームシックになったことは一度ないです。
知らない土地に行った時のRPGの勇者になったような感覚が大好きで、いつまでも旅をしていたいといつも考えていました。
でも、旅や楽しい時間はいつか終わりが来ます。
私はそんな大好きな旅を、惜しむように、愛おしむように私はいつも写ルンですのシャッターを切り続けていました。
当時は写真が特別好きなわけではありませんでしたが、「楽しい幸せな空間を残したい」という気持ちは人一倍強かったです。
旅先で友人の笑顔を切り取る瞬間、旅を終えて写真を見返す瞬間、そんな時に私はいつも幸せを感じていたんです。
最初は旅が好きで写真を撮っていたのですが、いつの間にか写真を撮ること自体が好きになっていきました。
中学生や高校生になると周りの友達はガラケーで自撮りのテクニックを磨く中、私は「友達の瞬間を撮りたい」とひたすら周りの人達の写真を取り続けていました。
一部の世代には分かると思うのですが「前略プロフィール」を更新する時は必ず「趣味」という欄には「カメラ」と記入していたのを覚えています。笑
いつの間にか、趣味=カメラという公式が私の中に刻まれました。
趣味からすっかり距離を置いてしまった会社員時代、数年後しの趣味を取り戻した私。
会社員になってからは、毎日会社と家の往復という刺激の少ない生活でした。
体力がなかった私なので、休日は家でのんびりしていることばかり。
人と会う機会も減っていき、友人の笑顔の写真を撮ることなんて遠い遠い話のように感じていました。
毎週金曜日の夜を楽しみに生きて、日曜日の夜に絶望する、そんな毎日を送っていたんです。
「このまま人生終わるのか」
と思った時に焦り、フリーランスとして独立することにしました。
フリーライターとして活動していくうちに、たくさんの方を出会う機会が増え、また好きだったカメラを趣味として再開することに。
数年ぶりに触るカメラは、どこか懐かしく、タイムスリップしたような感覚になったんです。
知識も特に無かった私ですが、カメラを教えてくれる師匠に出会い、撮影方法やレタッチを学び、写真の腕が上がっていきました。
どんどん楽しくなり、私は会う人達を片っ端から撮影させていただきました。
私が撮影した写真に対して記事を書いてくださった方がいて、本当に幸せになりました。
- コンプレックスだらけの自分を好きになれた。カメラマン・じょりちゃんの写真が最高だった話
- エモカメラマンのじょりちゃんこと草葉あゆみちゃんに写真を撮ってもらったよ
- 「自分が撮られるのが苦手だからこそ、相手に自信を持たせてあげたい」 カメラマン・じょりさんに写真を撮ってもらった
好きな写真を撮る、撮影する私は楽しく、撮影した相手は喜んでくれる
みんなを幸せにしてくれるカメラをどんどん好きになっていったんです。
カメラを手にしたことが、人生のターニングポイントでした。
第二のターニングポイント、父の死
私は友人の写真ばかり撮っていて、家族との写真は撮影していませんでした。
家族を撮影するのはなんだか照れくさいし、キッカケがあまりなかったからです。
でも私は、家族で写真を撮らなかったことをひどく後悔しました。
父が2018年の6月にガンで亡くなってしまったからです。
闘病は約3年半で、しばらく元気だったのですが、年明け頃から徐々に体調が悪くなり、6月に入るころには別人のように衰弱してしまいました。
そうなってしまっては、私が大好きな楽しそうな写真なんて撮ることができません。
父の写真を残したいと思い、カメラを向けましたがファインダー越しの別人のような父を見て涙がこみ上げてしまいました。
楽しそうな写真はいつでも撮れるわけじゃないんです。
みんなが元気で笑っていられる時間は奇跡みたいなものなんだと思います。
だから、私のように後悔する人を少しでも減らしたいと思い、家族写真を撮影する人を少しでも増やしたいと強く願っています。
今後は家族写真を広める活動をしていこうと考えています。
時間は戻れない、今この瞬間は二度と帰ってこない、だから私は残したい
ただ楽しいことが好きだから写真を撮っていた子供時代。
身近な友達を可愛く撮ってあげたかった学生時代。
友人に喜んでほしくてたくさん撮影していたフリーランス独立後。
そして、大切な瞬間を少しでも多く残したい現在。
大好きな写真は、徐々に私の成長とともにあり方が変化を繰り返しています。
これからも私の心境と共に変化していくかもしれません。
ただずっと変わらない想いは、私が撮った写真を通して、少しでも人を幸せな気持ちにできたら良いな、ということです。
だから、これからも私は写真を取り続けます。
少しでも後悔する人を減らせるように、人を少しでも幸せにできるように。
あゆみ続けていこうと思います。
どうぞよろしくお願いします。
草葉あゆみ